不動産売買の仲介における不動産会社の利益は、売買が成立した際に発生する仲介手数料（成功報酬型）のみです。そのため、不動産会社からすると売主様と買主様を自社で見つけた場合、利益が2倍になります。

この利益2倍を目的とし、売主様から預かった不動産会社は自社で売りたいために、他の不動産会社に物件情報を意図的に紹介しないことが不動産業界の悪しき習慣となり、問題となっております。（囲い込み問題）

この問題を防ぐため国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営するシステムとしてレインズが誕生しました。会社の規模に関わらず、宅建業法でレインズへの物件登録は一般媒介契約を除いて義務化されています。

売主様から預かった不動産をレインズに登録することで全国の不動産会社に売り出し情報が行き、

購入希望者様に紹介される機会が増えると、売却期間の長期化や売却価格が低下する確率が下がります。

しかしながらレインズは不動産会社を通さなければ見ることができない為、預かった物件を登録していない業者もまだまだ見受けられます。

売却依頼が決定し、媒介契約を締結した時には不動産会社からレインズの登録証明書を受け取り、そこに記載されているIDとパスワードを入力して登録状況を確認しましょう。